フィリピンで住宅を購入する際の費用:頭金以外に知っておくべき5つのポイント
February 18, 2026
初めて不動産を購入する瞬間は、とてもワクワクするものです。
予約申込書にサインをする。インテリアを考える。新しい住まいでの生活を思い描く。
すべてが前向きな一歩に感じられるでしょう。
しかし、多くの購入者が契約直前になって初めて気づくことがあります。
頭金は、ほんの始まりに過ぎないということです。
実は、物件価格とは別に、売買価格の5〜10%程度の追加費用が必要になるケースも少なくありません。
そしてその事実は、決して軽い話ではありません。

不動産購入には、必須費用や継続的に発生する費用が存在し、これらは総予算や毎月のキャッシュフローに大きな影響を与える可能性があります。
これらの費用は、物件広告には詳しく記載されないことが多く、内覧時にも強調されない場合があります。
しかし、実際には避けて通れない重要なコストです。
こうした「見えにくい費用」を事前に理解しておくことで、
現実的な資金計画を立てられる
契約直前の予期せぬ出費を防げる
安心して購入を進められる
契約書にサインをする前に、知っておくべきポイントを確認していきましょう。
1. クロージング費用(決済費用)
クロージング費用とは、不動産取引を法的に完了させるために必要な手数料です。
物件の種類、所在地、融資方法によって金額は異なります。
一般的な費用には次のようなものがあります:
銀行のローン手数料(融資を利用する場合)
契約書作成時の公証費用
名義確認および書類審査のための法務費用
登記費用
これらは任意ではなく、所有権を正式かつ合法的に移転するために必要な費用です。
ポイント: 契約前に、デベロッパー、ブローカー、または銀行から詳細な費用内訳を必ず取得しましょう。透明性があれば、予期せぬトラブルを防げます。
2. 印紙税(DST:Documentary Stamp Tax)
印紙税(DST)は、不動産取引に課される政府税です。
フィリピンでは通常、**売買価格または公正市場価格のいずれか高い方の1.5%**が課税されます。
これは「売買契約書(Deed of Absolute Sale)」の締結時に支払われ、登記前に納付が必要です。
DSTは内国歳入庁(Bureau of Internal Revenue:BIR)によって管理されています。
ポイント: 総取得費用を計算する際には、必ずDSTを含めましょう。
3. 譲渡税および登記費用
所有権が購入者に移転されると、地方自治体は**譲渡税(Transfer Tax)**を課します。
通常、売買価格の0.5%~0.75%程度で、都市や自治体によって異なります。
この税金は、物件所在地の地方自治体に支払います。
その後、正式な名義変更のために登記所(Registry of Deeds)での登録が必要となります。
これらの費用はDSTとは別であり、法的な所有権移転において必須です。
重要: 譲渡税率は地域ごとに異なるため、市役所または査定事務所で確認しましょう。
4. 管理費(Association Dues)
コンドミニアムや管理型分譲地の物件を購入する場合、**管理費(アソシエーションデュー)**の支払い義務が発生します。
これらの定期的な支払いは、以下をカバーします:
セキュリティサービス
共用部分の維持管理
建物運営費
共用施設(プール、ジム、クラブハウスなど)
管理費は以下によって異なります:
ユニットの広さ
開発の種類
立地
設備・アメニティのレベル
高級開発物件では、管理費が毎月の予算に大きく影響する場合があります。
ポイント: 現在の管理費、特別徴収の有無、将来的な修繕計画について事前に確認しましょう。継続的な費用は、一時的な費用と同じくらい重要です。
5. 固定資産税(RPT:Real Property Tax)
固定資産税(RPT)は、地方自治体が毎年課す税金です。
都市部の住宅用不動産の場合、通常は**評価額(売買価格ではなく)**の約1%が課税されます。税率は財務省の指針に基づき、地方条例によって定められます。
所有権が移転した後は、この税金の支払い義務は購入者に移ります。
未納の場合、延滞金や利息、さらには滞納問題に発展する可能性があります。
ポイント: 年間固定資産税を長期予算に組み込みましょう。これは一度きりの費用ではありません。

追加でどのくらい準備すべきか?
多くの場合、クロージング費用、税金、関連手数料は、**物件価格の5~10%(またはそれ以上)**に達することがあります。
例えば:
5,000,000ペソの物件では、**250,000~500,000ペソ(またはそれ以上)**の追加費用が必要になる可能性があります。
事前に計画していなければ、大きな差となります。
最後に
頭金は物件を確保するためのものです。
しかし、完全な所有権には追加の財務責任が伴います。
これらの隠れた費用を理解することで:
現実的な予算計画ができる
直前の資金不足を回避できる
自信を持って購入手続きを進められる
長期的な財務安定を守ることができる
住宅購入は人生の大きな節目です。
財務全体像を理解することで、それがストレスの始まりではなく、ワクワクする新章の始まりになります。
なぜなら、賢い購入者は「購入」だけでなく、「所有」にも備えるからです。
参考資料
Bureau of Internal Revenue. Documentary Stamp Tax(DST)ガイドラインhttps://www.bir.gov.ph
Department of Finance. 固定資産税制度および地方歳入規定 https://www.dof.gov.ph
Lamudi Philippines. フィリピンにおける不動産購入の隠れた費用https://www.lamudi.com.ph/blog




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